実はむくみの原因は水分の摂りすぎではなく、水分不足から体が水分を溜め込んでしまうことが原因の場合も。1日に摂りたい水分の目安は、体重×30ml。体重50キログラムなら1.5リットルの水分が必要です。
ただしコーヒーやお茶などはカフェインが含まれ利尿作用があるため、水分補給には向きません。またジュースや炭酸飲料などの糖分が多い飲み物も避けるのが無難!
また、デスクワークの人は一時間に一回はトイレに立つように意識しましょう。ふくらはぎの筋肉は血液やリンパを流すポンプのようなもの。デスクで足首を回したり上下に動かしたりするだけでも、筋肉を使うことができます。
逆に立ち仕事の人は、かかとに重心をおいて歩くことをおすすめします。前重心になっていると、足の筋肉の使い方がアンバランスになってしまい、リンパの流れが悪くなります。正しい立ち姿勢と正しい歩き方によって、足はむくみにくくなっていきます。
膝から下の裏側にあるふくらはぎは、足にめぐってきた血液を上へ送り返すポンプの役割があります。大切な筋肉ですが、裏側にあることや小さいことから目立たず、あまりケアされていません。
よく足を使う方、そしてほとんど足を使わない方は、ふくらはぎが疲労していたり筋力が弱くなっていたりします。できるだけ毎日ストレッチを行い、元気な足を維持しましょう。
2.片足を一歩前に出します。前足のつま先は天井に。吸って背筋を伸ばし、吐き息で体を前に倒しましょう。
ポイントは背筋をまっすぐにしたまま、股関節から体を前に倒すこと!深く倒れることよりも前足のふくらはぎが伸びているかどうかを大切にしてみてくださいね!
ヨガのポーズもふくらはぎのストレッチに最適!
体をゆっくりと伸ばし、心身の調子を整えるヨガにも、ふくらはぎをストレッチできるポーズがあります。有名なポーズである「ダウンドッグ」。ここでやり方を紹介しますので、ぜひトライしてみましょう。
1)床の上で四つん這いになり、両手を肩幅に開いて膝は腰幅に開く
2)お尻をかかとの上にのせる
3)2)の状態からお尻を天井へ向かって突き上げ、足裏をしっかりと床に着ける
4)両腕を伸ばして、横から見たら体で三角形を作っているようにする
5)腰をできるだけ後ろへ引きながら、ふくらはぎが伸びているのを感じつつ20秒キープ
6)ゆっくりと1)の体勢に戻る
7)5セット行う
ポイントは肩に力が入らないようにすることです。リラックスし、呼吸を止めないようにしてじっくりと腕や脚を伸ばしましょう。足裏を床につけることでふくらはぎが伸びますので、かかとを地面から離さないようにしてください。