咄嗟にとることの出来る、大人にとっては何気ない動き
例えば・・・
転んだときに手をつく
人混みの中を歩くときに人を避けながら歩く
ボールが飛んできたときにキャッチ出来る
大人にとっては当たり前の動きですが、無意識に身体をコントロールするのに必要な感覚が育っているから出来る動きなんです。
まだ経験が少ない子どもたちにとってはこれらの動きが難しく感じたり、スムーズに身体を動かすことが出来ない子どもたちも近年増えています。
私たちの身体は、すべての動きが脳からの指令で動いています。
神経系の発達は3歳頃に80%、6歳頃に90%、12歳頃には100%完成すると言われています。
そこで取り入れたいのが「感覚トレーニング」
急激に発達するこの時期に聴覚や視覚などの感覚神経や、手足などの身体を動かす運動神経を刺激するトレーニングが子どもたちの成長をサポートしてくれます。
遊びながら出来る感覚トレーニングを日常的に取り入れることで、まずは子どもたちの経験を積んでいきます。インプットとアウトプットを繰り返し行うことで神経伝達のスピードアップにもつながり、スムーズに身体を動かせるようになります♪
感覚トレーニングを積むことは、子どもたちの姿勢の改善にもつながっていきます。
現代の子どもたちは時代的背景や環境の変化などにより、遊びかたが変わったり運動不足や五感の感覚が不足してしまっています。昔よりも便利で「頑張らなくていい」環境の中で育っている子どもたちがほとんどで、姿勢にも影響が出てきてしまいます。
感覚刺激などの基礎感覚を育てることで、姿勢改善への土台が作られ姿勢がしっかりと保てることにつながっていきます。
姿勢を整えることで身体の不調が改善されるだけでなく、呼吸が深まることで情緒が安定したり、集中力アップなど心の面でも嬉しい効果が期待できます。
先日かなりヒヤっとすることがありました。
ある日カフェでお茶をしてた時、テンションの上がった2歳の娘が椅子から豪快に転落。
更に落ちた先にはお店の看板・・・
子どもが活発になればなるほど、近くにいたけど防いであげられずに椅子から落ちたり何かにぶつかりそうになったり、子育てママにはあるあるな経験だと思います。
顔から落ちていったので「これは相当な怪我しちゃったな・・・」と、かなりぞっとしました。
ところが!少し赤くなった箇所があるものの、怪我という怪我は全くしていませんでした。
なぜかというと・・・
咄嗟に手を出して、顔に直撃するのを防ぐことが出来たんです!
向かい側に座っていた私の父が「しっかり手をついてたよ!」と瞬時に対応した娘の姿をしっかり見ていました。
瞬時に判断して行動に移すことが出来ると、運動のパフォーマンスアップ以外にも日常生活の中で大怪我を防いだり時には命を守ることにもつながるかもしれません。
自分の力で怪我を防ぐ!命を守る!
子どもたちの成長の過程で、必ず育ててあげたいポイントです。
今回は<五感>と<運動>を組み合わせた感覚トレーニング方法をご紹介します。
遊びながら楽しく出来るので、お子さんと楽しく挑戦してみてくださいね♪
まずは遊びながら、インプットの練習をしていきます♪
<用意するもの>