子どもの心を構築するのは〈乳幼児期〉 - NicoTimes(ニコタイムズ) (page 2)    
子どもの心を構築するのは〈乳幼児期〉

子どもの心を構築するのは〈乳幼児期〉

講座を担当するikumi先生にインタビュー
  • 飯野ともみ
    2024.04.15
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乳幼児自己肯定感講座という名前の通り、乳幼児だからこそ学んでほしい講座。ここに伝えたい部分が詰まっているんです。乳幼児はまっさらな脳。この世に誕生して何色にも染まっていないこの時に、どんな言葉で頭をいっぱいにしてあげたいかが大切なポイントになってきます。どんなセルフイメージをどう持たせていくか。何色にでも出来るからこそ自分は出来るんだ、どんな自分でも価値があるんだと、自分を前向きに捉えられるようになってくると、色んなことに意欲的にチャレンジ出来るようになります。そして例え失敗しても修正してやり直してトライしていくことが出来たり、人生においても大きな原動力になっていきます。

ママが子どもとの関わりを学ぶことで、子育てを楽しんでほしい

赤ちゃんが生まれた瞬間から子育てが始まって、ママたちも手探りの中、何もわからないまま育てていくのはやっぱり難しいことだと思います。人を育てる上で抑えてほしいポイントはいくつかあります。でもそこさえ抑えておけば、乳幼児期の関わりをベースにして、その先の思春期など大きくなったときも展開を変えて行けばいいだけ。なので、育児が楽になってくる。密に親子で関われる時期だからこそ、ママ自身が子育てを楽に楽しんでほしい。そんな想いもあるので、乳幼児期にポイントをおき、ママ自身が学びそして子どもたち自身に伝えていく、関わりを学ぶことによって、子どもたちの可能性を丁寧に引き出していけると考えています。

自分って最高!と思える心

子どもたちが自分軸で考える

自分って最高!自分のことが大好き!子どもたちみんなにそう思ってほしい。
可能性でしかなく、一人一人顔が違うように性格も違う、その分子どもたちの可能性は広がっていくと思っています。大きくになるにつれて学校の成績や運動の成果などでジャッジされやすい子どもたちを、そういった面ではなく出来るだけ自分軸で子どもたちが考えていってほしい。そのために大切なことが、家庭の中で自分にどれだけの価値を感じられるかということがポイントになってくると思っています。
どんな自分も価値があって自分自身を前向きに捉えられていることを充分に家庭の中で感じることさえできれば、外の世界に出て誰かと比較されたり、出来る出来ないを感じたときに「僕はこれが出来る、こんな強みがある」と子ども自身がわかると、そこに劣等感を感じずに色んなことに前向きにトライ出来るようになると思います。

あなたなら出来るという刷り込みが大切

大人の私たちが、子どもの心が折れそうになるタイミングがどういう時かを見ていくことももちろん大切ですが、根底のもっと前の段階でいっぱい自信をつけさせていく、あなたはなんでもできるし、なんにだってなれるのよということを常々刷り込んでいくことこそが大切。自信に繋げていけるとそこからのステップとして、自分らしく人生を歩んでいけるということに繋げていけるので、そういった視点で子どもたち全員を伸ばしていけると最高だなと感じています。

乳幼児自己肯定感アドバイザー講座・3つの軸

講座も2期を終え、たくさんの方に受講をしていただきました。関わりが変わった、自分の心の在り方がすごく変わりました、子育てが楽しくなりましたなどの色んなお声をいただいて、もっともっとたくさんのママたちやインストラクターに届けて行きたいと感じています。

まずは大人が自己肯定感を上げること

乳幼児自己肯定感アドバイザー講座の内容は、大きく3つの軸があります。
まず一つ目は、大人である私たち自身の自己肯定感をあげるという学びをしていくこと。子どもと関わる上で、大人の在り方がとても大事なポイントになってきます。どんな心の状態で子どもと向き合っていくかで、子どもの捉え方が変わってくる。一見ネガティブだと思う行動も、広い視野も持って見るとそこが長所になったりするんです。まずは私たちの心を安定させて、自分のダメな部分も丸を出していく。そして一つ一つを肯定した上で、思考の癖を変えていく作業をしていくと見え方が変わってくるので、子どもに限らず大人との日常のコミュニケーションもとりやすくなっていきます。

子どもに対して知識を持って関わることが出来る

二つ目は、子どもに対してしっかり知識を持って関わっていけるようになること。
こんな時にどう返せばいいんだろうと悩んでいたことがクリアになったり、今までならパッと怒ってしまっていたことにも切り替えがしやすくなったり、関わりを学び実践し変えていくことで、子どもたちの反応が全く変わっていきます。今まで無理やり動かしていたものが、子どもたちの意思で自分からできるようになってくるんです。関わりポイントを学び促しができるようになることも、講座で学べることの一つだと思っています。ねんねの時期、主張するようになった2・3歳児、それ以降の4・5・6歳児は、発達に応じて変わっていきます。子どもの感情が育っていく中で、どういう風に関わっていけばいいのか、声かけや関わりポイントを学ぶことで日常にすぐに活かすことができます。
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